ぶっちゃけ時給いくらなの?東大生家庭教師の料金相場3パターン
はじめに
「東大生家庭教師」を雇いたくても、初めてのことだと授業料の相場がどのくらいなのか見当もつきませんよね。
東大生ともなると料金もかなり高くなってしまうのでは……と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、東大生家庭教師に支払う報酬の相場を調査してみました。
ただし、ここで紹介するのは「家庭教師を務める東大生が受け取る授業に対するお給料」の相場です。
そのため、家庭教師の仲介サービス等を利用する場合は登録料や仲介料が別途発生しますし、授業外のフォロー(個別カリキュラムや戦略の立案、進路相談など)は先生や会社次第となっています。
その点には気をつけてくださいね。
東大生家庭教師の時給相場は大きく3パターン
一口に「東大生家庭教師」といっても、その先生の経験や経歴、スキルはその先生によって大きくことなります。
そのため、どんな先生を雇うかによって支払うべき報酬も大きく変わります。
時給の相場は、家庭教師の先生のグレードに応じて、次の3パターンに大別できます。
パターン①一般的な東大生家庭教師の場合
「東大生」であること以外に細かな指定がない場合です。
時給相場は、2300円~3300円となっています。
パターン②プチプレミアムな東大生家庭教師の場合
「東大生」であることに加えていくつかの希望条件を指定した場合です。
時給相場は、希望条件にもよりますが3000円~5000円となっています。
パターン③特殊な東大生家庭教師の場合
レアな条件を満たした「東大生」の家庭教師を雇う場合です。
時給相場は、5000円~となっています。
1万円を超えるケースもあるようです。
ここからは、3つのパターンについて詳しく解説していきます。
パターン①一般的な東大生家庭教師の場合:2300~3300円
まずは、細かな条件を指定しないパターンからみていきましょう。
この場合は、時給2300~3300円が相場となっているようです。
東大生家庭教師ともなると、普通の大学生の家庭教師と比べて数段高額な報酬が必要なのではと考えている人も多いかもしれません。
しかし、あまり希望条件を出さず「東大生」という条件のみであれば、極端に高いということはないようです。
一般的な大学生の家庭教師の時給の相場が1500円~3300円というデータと比較しても、「東大生」=「報酬が高い」という図式は必ずしも成立しないようですね。
週に1時間の授業を依頼するとなると、月額は1万円代が目安になります。
決して安くはないかもしれませんが、高すぎるという印象を抱く方は少ないのではないでしょうか。
ただし、この値段帯の時給で雇うことができる先生は、基本的に大学1年生~2年生が中心です。
彼らは、受験を終えて大学に進学したばかりで様々な面で経験不足です。
家庭教師や塾講師のアルバイトでの指導経験や、社会経験を積んでいません。
また、東大の1~2年生は講義形式の授業が中心で、研究活動を主体的に行うといった経験もありません。
そのため残念ながら、上級生や院生と比較すると、指導スキルやご家庭とのコミュニケーション能力が劣るケースが多いようです。
また、お子さんとの年齢が近すぎて、「先生としての接し方」がうまくできないケースもあります。
お子さんに対してリーダーシップをとれず、授業を円滑に進められないこともあるかもしれません。
もちろん、1~2年生といっても東大に合格した以上、学力は高い水準に達しています。
また、受験を経験したばかりなので血の通った体験談を語れることがプラスに働くパターンもあります。
ですから、しっかりと指導してくれて、お子さんとの相性もバッチリの先生と出会えるときだってあります。
しかしながら、スキルや経験の不足が響いて、成績が思うように上がらず時間とお金の浪費につながることがありえることは覚えておいてください。
特に個人契約で見つけた先生はその傾向が強いので、注意が必要です。
指導経験が豊富で質の高い授業を行ってくれる先生を求めている場合は、この価格帯で見つかる先生では物足りないでしょう。
せっかくならもう少し報酬は高くなっても、指導力が高く受験対策もしっかり行える先生を雇う方が良いかもしれませんね。
パターン②プチプレミアムな東大生家庭教師の場合:3000~5000円
では先ほどのパターンよりも、高い効果を期待できる「プチプレミアムな東大生家庭教師」をみていきましょう。
いくつかの希望条件を指定すると、時給の相場は少し上がり3000~5000円となるようです。
週1で1時間の指導をお願いすると、1万2000~2万円くらいになりますね。
希望条件というのは、
・家庭教師としての指導経験が豊富
・進学実績が優れた特定の中高一貫校出身
・受験生時代に有名な塾に通っていた
・英語が得意で、英検やTOEIC対策に対応している
・上級生で年齢相応の経験がある
といったようなものです。
そもそも、お子さんの状況や目標によって、必要となる家庭教師の資質は異なります。
ある生徒さんにとっては最適の家庭教師でも、他の生徒さんに対してはあまりフィットしないかもしれません。
例えば、勉強が苦手でモチベーションがイマイチなお子さんには、そうした生徒への指導経験が豊富な先生が必要です。
また、お子さんの通う学校のOBの先生なら、お子さんの学習状況をよく理解したうえで指導してくれます。
このような細かな条件を指定した先生を雇えば、単に東大生家庭教師というだけで選ぶよりもお子さんの勉強の助けになってくれるはずです。
また、ご家庭から高い指導料をいただいていることは、先生側の責任感にも繋がります。
報酬の高さから、自分への高い評価と期待を感じれば、より一層指導にも身が入るというものです。
そのため、「○○大学合格」などの明確な目標があるようでしたら、希望条件をしっかりと指定して質の高い東大生家庭教師を探すことをおすすめします。
また大学1~2年生であっても、難関校出身という経歴から学力や指導能力もしっかりしているはずだとご家庭側が認めて雇う場合は、この価格帯の報酬が支払われることが多いようです。
パターン③特殊な東大生家庭教師の場合:5000円~
最後に、さらに時給の相場が高いパターンをみていきましょう。
なかなかいないレアな条件を満たした東大生家庭教師を雇うとなると、報酬は5000円以上が目安になるようです。
また、条件によっては時給1万円を超えるようなケースもあります。
週に1時間の授業と仮定しても月額2万円以上になります。
ここでいう特殊でレアな条件というのは、次のようなものです。
・医学部生
東大医学部に進めるのは、基本的に年間100人しかいない理科三類に合格する必要があります。
受験生時代の学力は、他の東大生よりさらに一段階高いレベルにあります。
全東大生(1万4000人)のうち、わずか3%ほどしかいないレアな先生なので報酬も高額になりがちです。
・理系大学院生
経験豊かなことに加えて、自身の専攻の研究を行っているような理系大学院生もレアな人材です。
高校までの勉強だけでなく、大学生や社会人に専門分野を教えるようなケースもあります。
・海外の高校出身/帰国子女
高校時代に海外の学校に通っていたという経歴をもつ東大生家庭教師を希望すると、報酬相場も高くなります。
お子さんと同様の境遇の先生として、もしくはネイティブレベルの英語力を持つ先生として高い需要を誇っています。
こうした東大生家庭教師の報酬が高額なのは、単純な指導能力の高さというよりも、バックグラウンドの希少さによる部分が大きいです。
そのため、このパターンの東大生家庭教師を雇うのは、お子さんの状況が特殊で、どうしてもレアな先生が必要という場合に限られてきます。
報酬が高くなればなるほど、優秀で誠実な先生が教えてくれるというわけではありません。
お子さんの成績や合格率が、支払っている授業料に比例することもありません。また、時給相場が高い分、個人契約では経歴を詐称するケースも見受けられます。
お子さんの状況に合わせて、必要な先生を適正な料金で雇うことがなによりも大切なのです。
おわりに
東大生家庭教師への報酬の相場は、
①一般的な東大生:2300~3300円
②条件を指定したプチプレミアムな東大生:3000~5000円
③医学部などのレアな東大生:5000円~
となっています。
ただし、仲介サービス等を通した場合は別途登録料や仲介料が発生します。
どういった条件で先生を探すかによって、必要な料金も様々ですね。
お子さんの状況や何を目指しているのかに合った先生を探して、適性価格で雇うようにしましょう。
また正式に雇う前には、体験授業をしてもらったり、親御さんご自身がお話ししたりすることで、先生の人柄や能力を確かめましょう。
ご自身で判断するのが難しいと感じる場合は、信用できる仲介会社を利用することをおすすめします。